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御崎馬(ミサキウマ)は現存する日本在来馬の一つで、

宮崎県の都井岬で暮らしている。

 

江戸時代、都井岬を藩営牧場の一つとし、

人の手によって放牧された彼らだが、

彼らは人の手を借りることなく産まれ、生き、そして死んでいく。

月の輝く夜。

聴こえてくるのは、波の音と虫の声、そして馬が草を食む音だけだった。

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